亀岡大郎取材班グループ 桁違いの情報収集能力を持つマスコミ集団

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亀岡大郎取材班グループ その強さを知るキーワード

常に「何故」を問い直す

取材記者は常に「何故」と問い返す体質が必要だ。
「原油価格が急騰し、1バレル67ドル台をつけた。原油価格は年初からだと約6割も上昇し、70ドル台を超える勢い。
このまま高騰が続くと世界経済への悪影響が懸念される」この情報を聞いて「ああ、石油の値上りは世界にとって頭の痛い問題だなあ」と聞き流すようでは記者ではない。必ず「何故か」と考えてみる必要がある。原油高は燃料費の高騰などで消費国を脅かすことになり、あらゆる石油製品の値上りで市民生活に影響が出てくる。
ガソリン値上げで家計負担がかさむと、消費に陰りが出かねない。燃料や原材料価格の引き上げが企業収益を圧迫することも考えられる。特に世界1位、2位のエネルギー消費国である米国や中国の経済に与える影響は大きい。米国では航空会社が軒並み運賃値上げに踏み切り、中国はエネルギー利用効率が低いため、原油高の影響はより深刻だ。そうなると米中経済が停滞し、日本の輸出は鈍化する恐れがでてくる。グローバル経済の時代、米国が風邪をひき、中国がくしゃみをすれば、日本は発熱しかねない。原油高の圧迫は至るところで出てくるが、もっと重要なのは、石油以外の代替エネルギー源の開発を急ぐことだ。こんな具合に何故と考え続けている間に記者の経済問題に新たな分析力がまず養われていくことになるのだ。

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